株式会社コネクト

サスティナブルな建築

designer's connect

環境性能と経済メリット
クリニック経営の論理的選択

BACKED BY LOGIC論理に裏打ちされたサスティナビリティ

「サスティナブル」という価値は、単なる環境への配慮だけではありません。

「高い温熱環境による光熱費の削減」や「木造建築による初期投資の軽減」など、クリニック経営の長期的な安定に直結する論理的な選択です。

私たちは、未来のクリニック経営を支える3つの論理で、その価値を提供します。

環境性能の最適化
長期コストの確実な削減

クリニックの運営コストの中でも、特に大きな割合を占めるのは光熱費です。
中でも、最も負担が大きいのは空調による電気代です。
この光熱費を削減するためには、建物の断熱性能を向上させることが不可欠です。

電気消費の内訳のグラフ。1位は空調で全体の34.7%に及ぶ

具体的な数値で示す、最大の弱点の克服

断熱性能を最も左右するのが、窓(サッシ)です。
なぜなら、建物の部位の中で窓は断熱材がほとんど入らないため、熱が最も逃げやすいからです。
適切な建材選びが長期的なランニングコスト削減につながることを、具体的な計算で比較します。

比較条件: 外気温7℃、室温22℃(温度差15℃)。日中7時間暖房で室温を一定に保つ場合の、窓から逃げる熱量
サッシの種類 熱貫流率(U値) 7時間で逃げる熱量(ロス) 備考
樹脂サッシ(ペアガラス) 1.6W/㎡K 約1126W 私たちが標準採用する建材
フロントサッシ(厚み12mm) 5.7W/㎡K 約4010W 一般的な建材

※ 熱貫流率(U値):窓や壁などの建材を通して熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値です。値が小さいほど断熱性能が高く、熱が逃げにくいことを示します。

この熱量の差は実に約2,884Wh(約2.88kWh)に及びます。
これは、600Wの電気ストーブを約4.8時間稼働させた時に発生するエネルギー量に相当します。このエネルギーを、高性能なサッシを選ぶだけで毎日ロスせずに済むことを意味します。

価格と性能の合理的バランス

さらに重要なのは、価格の比較です。

一般的なフロントサッシと比べ、私たちが採用する高性能な樹脂サッシは、価格が約3分の1でありながら、約3.5倍の断熱性能を発揮します。

「安価でありながら、性能は格段に優れている」という合理的な選択こそが、長期コスト削減への最も確実な投資となります。

高気密・高断熱性能による、光熱費の明確な削減

01/
断熱性能の標準化
地域ごとの気候に適した高い断熱性能(低い熱貫流率)を採用し、建物自体の保温性を高める設計を標準化しています。
これにより、冷暖房負荷を大幅に削減し、光熱費を確実かつ明確に削減します。
02/
気密性の追求
気密性の低い建物で発生する熱の逃げ(隙間風)を徹底的に防止するため、高気密な構造を追求します。
これは、空調効率の最大化に直結し、ランニングコストを確実に抑えるための論理的な設計です。

従来の断熱基準の建物では、冬場の体感温度が大きく低下し、患者様やスタッフに負担をかける可能性があります。
しかし、私たちが標準とする建物では、暖房効率を最大化し、医学的に安心できる快適な温度環境を一年中実現します。

高価な医療機器を守る、手術室の結露対策

手術室の結露は、高価な医療機器に数千万円の甚大な被害を及ぼす可能性があります。
結露の多くは、外気の湿った空気が室内の冷えた面に触れることで発生します。
特に、手術室は高度な空調により室温が厳密に管理され、外部との温度差が大きいため、結露リスクが非常に高い環境です。このリスクを放置することは、高度な医療行為の確実性を損なうことに繋がります。

私たちは、気密・断熱を組み合わせた上で、高性能な専門の空調システムを導入しています。このシステムは、室外機からの排熱を再利用することで、余計なエネルギーを消費せずに、適正な湿度に制御された空気を安定供給します。

湿気による医療機器の故障リスクを排除し、医療行為の確実性を担保します。

経済的な合理性の追求
初期投資と運営コストの最適解

構造による初期投資と税負担の軽減

01/
軸組木造の戦略的採用
鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造と比較して、初期の本体建築費用がコストダウンできる軸組木造を眼科建築で標準採用しています。
02/
減価償却による長期負担の軽減
法定耐用年数が短い木造建築は、RC造等と比較して減価償却の期間が短縮されます。
これにより、初期投資の回収を早め、開業医の先生の長期的な経済負担を軽減します。

地域社会とSDGsへの貢献

地域医療の充実と持続可能な社会への貢献

01/
SDGsへのコミット
高気密高断熱の診療所開設による「すべての人に健康と福祉の提供」、持続可能な建材の利用による「脱炭素化」など、建築を通じて地域社会の価値創造に貢献します。
02/
地域経済への貢献
新しい診療所の開業は、雇用創出を通じた地域経済の活性化、そして地域医療の充実という形で、価値ある街づくりに貢献します。

OUR COMPASS10年後、20年後のクリニック経営を「論理的」に設計します。

目先のコストに惑わされず、光熱費の削減と医療機器を守る環境性能を追求することが、最も賢明な投資です。

未来の環境と経済を見据えた、最適な建築基準を私たちと共に定めませんか。